出版社内容情報
スピルバーグからタランティーノまで語りつくす、世界一危険な政治+映画論! 政治映画を通して私たちは、世界覇権国(ヘジェモニック・ステイト)アメリカの政治の現在のあり方を真剣に学ばねばならない。
内容説明
今明かされる白人社会の「差別」分裂線!スピルバーグからタランティーノまで語りつくす、世界一危険な政治+映画論。
目次
1 アメリカの秘密―これがハリウッド政治映画の最重要作品だ!(地獄の黙示録―アジアの“土民”たちの支配者マッカーサー;ゴッドファーザー―権力闘争という人間の宿業 ほか)
2 現代アメリカの政治思想(「政治的立場」とは何だろうか?;マッカーサー―日本という未開部族をマインド・コントロールした男 ほか)
3 欧米白人社会の分裂(トゥルー・ナイト―アングロ・サクソンの伝説;デビル マイケル・コリンズ―アイルランド人は白人社会のアイヌ民族である ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Uz あなぐま
2
再読。アメリカ映画と社会批評。内容は「言ってはいけない、書いてはいけない」話に及び、橘玲氏の著作にある知見に通じるものがみられる(本書では出典やエビデンスの面で曖昧さが残る)。特徴的な物言いは本人も文中で書いているように「イヤ味であり傲慢であり」大衆に受けるものではなかったかもしれない。陰謀論に傾くところも近年と変わらない、これは一つの芸といえる。ほどよく混じり合った真実と嘘(解釈)を選別する作業は読み手に委ねられる。この本にどれくらいの価値があるのかはわからないが、この頃の副島隆彦は面白かった。2020/03/31
Rieko
0
本当に面白くて無我夢中で読んでしまいました。ハリウッド映画から読み解く国際関係論・人種問題(白人同士の差別など)・近代思想をまとめたものです。表現は「○○○とは、実は△△△のことである」と明確に書いてあり読み易いです。シンボル(象徴)を読み解くため、推理小説のようです。思想やイギリスアメリカの政治哲学の分類がよくわからない、、という人はこれ読むと、かなり頭の中が整理されると思います。ミック・ミッキーは本当は差別用語という点など実際に欧米に行く前に知るべきことなど盛りだくさんでした。2012/08/03
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